現在BtoB企業を中心に、課題を抱えているケースが多いのがプレゼン資料制作の時間。
そのプレゼン資料制作を外注する企業は増えていると言われております。
しかし、いざ外注しようとなっても、どの企業があり、相場はいくらで、何を軸に決めればいいか分からないという方は少なくないと思います。
今回はそのような方向けに、「外注するメリット」「主な外注先」「費用相場」「後悔しない選び方」を解説いたします。

01.「プレゼン資料作成会社へ外注するメリット」
プレゼン資料作成会社へ外注するメリットはたくさんありますが、実際に外注された方のお話を聞いて、特に多いのが、「本業へのリソース集中」と「スライドのクオリティ向上」の2つとなります。
① 本業へのリソース集中

※株式会社スマートスライドによる「インターネットリサーチ」
※「あなたの職種で関係するものをお答えください」という設問に対して、「営業」もしくは「営業企画」と回答した400人に本調査
BtoB企業で最も人数が多いとされているのが、営業パーソン。
株式会社スマートスライドによる「インターネットリサーチ」の調査データによると、その営業パーソンが、最も時間がかかっている業務はスライド作成という結果となっております。
また、営業パーソン一人当たりにスライド作成の推定コストを算出すると、なんと約167万円/年。
このスライド作成にかかるリソースを効率化し、本業に割くことでさらなる事業利益の創出が期待できると考えます。
② クオリティ向上
スライドは、“あればいい”と思われがちですが、スライドのクオリティを上げることにはたくさんのメリットがあります。
成約率の向上
スライドを用いることで、「視覚的情報を用いることで理解度が向上」、「データの活用により、信頼感・説得力の向上」、「営業担当者の説明によるバラつきをなくす」ことが見込まれ、その結果、成約率の向上が期待できます。
信頼感を高め、ブランディングに貢献
魅力的なデザインのスライドを用意することで、企業の信頼感やプロフェッショナルな印象を与えられます。逆にデザインが粗雑だと、企業のイメージにも悪影響を及ぼす可能性があるので、注意が必要です。
02.「3つの外注先と費用相場」
プレゼン資料作成の外注先は主に、「プレゼン資料制作専門会社」「オンラインアシスタント会社」「個人(フリーランス)」の3つに分かれます。
その外注先によって、特性が大きく変わりますので、なにも考えずすべて横一線で比較するのは危険です。
プレゼン資料制作の外注で重要視されている費用、デザイン性、企画構成、スピード、セキュリティの5つの軸で比較しておりますので、そちらを理解したうえで適切な外注先を選びましょう。

① プレゼン資料制作専門会社
・費用 :△(平均1枚 10,404円)
・デザイン性 :◎
・企画構成 :◎
・スピード :〇
・セキュリティ:◎
費用相場は、ブラッシュアップ系(既存資料のリデザイン)プランで10,404円※ほど。
スライド作成専門のプロフェッショナルが手がけるため、デザイン性、企画構成が圧倒的に優れています。情報セキュリティや納期の遵守も重視され、安心して外注できます。ただし、費用はやや高めのため、クオリティ、セキュリティ面を重視する方におすすめ!
※SEO上位10社(キーワード”資料作成代行会社”)の平均金額
※25年7月2日現在
② オンラインアシスタント会社
・費用 :◎(1時間 2,000円~5,000円ほど)
・デザイン性 :△
・企画構成 :×(非対応)
・スピード :〇
・セキュリティ:◎
費用相場は、1時間 2,000円~5,000円ほど。
スライド作成に限らず多岐にわたるサポートを提供する会社です。そのため、品質面は専門会社ではないため劣りますが、別の業務も合わせて外注したい場合には便利です。例えば、データ入力や翻訳なども一緒に外注できるため、幅広い業務を一度に外注したい方におすすめです。費用は時間単位で設定されていることが多く、予算に応じた柔軟な対応が可能です。
③ 個人(フリーランス)
・費用 :◎(1枚 3,000円~6,000円ほど)
・デザイン性 :〇
・企画構成 :△
・スピード :〇
・セキュリティ:△
費用相場は、1枚 3,000円~6,000円ほど
個人(フリーランス)に外注する場合、費用が安価なケースが多く、コスト重視の方に向いています。しかし、個人のスキルにバラつきがあり、安定した品質が保証されないことが多いです。また、情報セキュリティの面でもリスクが伴います。品質をそこまで重視せず、とにかく安さを優先する方におすすめです。
03.「専門会社を選定する際に抑えるべき5つポイント」
プレゼン資料作成会社を選ぶうえで「費用」「業務範囲」「デザイン性」「企画構成」「修正回数」「納期」の6点は最低でも必ず押さえましょう。
具体的に見てほしい点や、相場がどの程度なのかをそれぞれ説明します。
① 費用
上述の通りですが、基本的には、①スライド作成費、②その他費用(企画構成費、初期費用など)、③オプション料金(特急料金、グラフ作成費など)で3つの合計となります。
ただスライド作成費が安いからといって会社を選定するのは危険ですので、お気をつけください。
▼相場
①スライド作成費:
ブラッシュアップ系プランで10,404円が相場。
②その他費用(企画構成費、初期費用など):
企画構成から検討される際は、企画構成費が別途発生する企業が多いです。企画構成費はだいたい数万円ほどが相場。
③オプション料金:
各オプションによって変わりますが、利用される方が多い特急料金は(スライド作成費+その他費用)の20%ほどが相場。
② 業務範囲
どこまでの業務がスライド作成費に含まれていて、どこからの業務が追加料金(その他費用やオプション料金)になるかを把握することは大切です。
追加料金になる可能性が高い業務を紹介しますので、この業務がスライド作成費に含まれているか、それとも追加料金になるかは事前に確認することが大切です。
▼追加料金になる可能性が高い業務
・企画構成費(スライドの構成をご提案)
・特急対応
・グラフ作成費
・オリジナルイラスト
・アニメーション設定
・音声挿入
・スライドの動画化
③ デザイン性
デザイン性は作成実績を見て確認するか、企業によっては契約前に事前に想定サンプルを作成するところもあるので、そこで判断することが一番だと思います。
また、デザイン性は個人の感性に左右される部分なので一概には言えませんが、ざっくりと企業によって、デザインの方向性は下記の2つに分かれます。
①「デザイナーが作成しており、おしゃれに特化したスライド」
②「おしゃれというよりは、ビジネスに特化のスライド」
がポイントになりますので、自身のスライドがどちらに合うか考えてマッチするほうに外注をしましょう。
④ 企画構成
企画構成力は企業のサービスサイトの特徴部分を見て確認することを推奨します。
その企業がどれほど企画構成力に力を入れているか、どのような考えで行っているか、誰が行っているかなどを確認して、自身の資料がどの企業に適しているか判断しましょう。
⑤ 修正回数
まだ外注したことがない方はイメージが付きづらいかもしれませんが、初稿を提出した後にイメージと齟齬がある場合は、修正依頼をすることができます。
その修正依頼の回数は上限を設けられている企業が多く、相場は2回~3回となります。
しかし、中には修正回数を無制限としている企業もございます。
⑥ 納期
依頼するスライド内容や枚数によって変わりますが、ざっくりと20枚程度のご依頼で2週間ほどが相場となります。
お急ぎの場合は、別料金で特急対応を提供している企業がありますので、そちらを活用することを推奨します。

04.「プレゼン資料制作専門会社ならM-agency」

M-agencyの特徴
無料サンプルで契約前に品質確認
実際にご依頼いただいた際の想定デザインを無料で作成。そのデザインを確認したうえで契約を結べる。サンプル提出後の契約率は90%超え品質に自信があるからできること。
パンフレットのような洗練されたデザイン
当社はパンフレットやチラシを数多く手がけてきたデザイン制作会社です。そのノウハウから、プロデザイナーがパンフレット級の洗練されたデザインに仕上げます。
閲覧データを基にした最適な構成をご提案
資料解析ツール導入しており、どのコンテンツが注目を集め、どこで離脱したなどのユーザー行動データを取得可能。その知見を活かした資料構成のご提案。
05.「まとめ」
プレゼン資料作成会社の費用の相場を初めて見た時、皆さんいかがだったでしょうか。
正直私は初めて知ったときは「意外と高いなぁ」と思いました。しかし、例えば営業資料だと、この資料のおかげで1件でも成約が取れたらと考えたら、むしろ投資すべきものなのかなとも思います。
そのために大切なのが会社選びですが、プレゼン資料作成会社を選ぶ際は、費用や修正回数、クオリティ、業務範囲、納期などの要素を考慮して、最適な会社を選ぶことが大切です。どの会社もメリットデメリットがあり、依頼内容によって最適な選択が変わります。自分のニーズに合った会社を見つけましょう。
分からない部分や疑問点があれば、各会社にお問い合わせをすることをおすすめします。
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