企画書は、社内外での意思決定を左右する重要なビジネス資料です。しかし、伝えるべき情報を整理し、相手に「納得してもらえる形」にまとめるのは意外と難しいものです。本記事では、企画書の基本構成や作成時のポイント、伝わる資料に仕上げるためのデザイン設計まで、資料作成会社の視点から分かりやすく解説します。テンプレートや外注活用の方法も紹介していますので、実務にすぐ活かせる内容です。
01.「企画書とは」
企画書とは、あるアイデアや施策を「誰かに理解してもらい、納得・賛同してもらうための資料」です。
単なる説明資料ではなく、「提案を実現するための意思決定を促す」ことが目的になります。
そのため、情報の「伝わりやすさ」「納得感」が非常に重要になります。
よく使用される場面
企画書は、さまざまなビジネスシーンで活用されます。
主なシーンは下記になります。
・社内稟議や提案(新規施策、改善案など)
・クライアント向けの企画提案(マーケティング施策、イベント企画など)
・共同事業の打診・提案(協業案、資料共有)
どのツールで作成すべきか
企画書は主に、PowerPoint、Word、Excelの3種類で作成されることが多いです。
この3種類はそれぞれに適した場面や目的がありますので、適切に使い分けましょう!
ツール | 向いている用途 | 特徴 |
---|---|---|
PowerPoint | 社外向けの企画書全般 | 視覚的に情報を整理しやすく、短時間で要点を伝えるのに適している。提案書の標準ツール。 |
Word | 社内向けで、文章中心の企画書 | 長文や詳細な説明を必要とする場合に有効。目次や見出し構成がしやすい。 |
Excel | 社内向けで、予算案、スケジュール、表を中心した企画書 | 費用や工程管理など、定量情報の提示に強い。補足資料としての活用が多い。 |
02.「重要なポイント」

企画書は、単に「情報を伝える資料」ではありません。
読み手に理解され、納得され、最終的に“動いてもらう”ための意思決定資料です。
そのためには、構成・論理・視点・デザインのすべてにおいて、次のようなポイントを押さえる必要があります。
誰に向けた企画書かを明確にする
企画書は、読み手(=決裁者や関係者)のための資料です。よって、読み手の立場・関心・業務課題を理解したうえで構成を設計することが不可欠です。
(例)
・役員や経営層が読み手の場合
→「経営インパクト」「収益性」「リスク回避」が判断基準になるため、数値効果や事業貢献を明確に伝える構成やデザインに。
・現場のマネージャー層が読み手の場合
→「運用負荷」「社内浸透」「実行性」に関心が集まるため、 スケジュールや体制、導入ハードルの低さを強調する構成やデザインに。
つまり、「誰が読むか」によって、同じ企画でも“見せ方”を変える必要があるのです。
企画内容だけでなく、企画の必要性も説明
企画書となると企画内容を説明することに重きをおきがちですが、「そもそもなぜ今この企画が必要なのか(企画の背景)」「企画によって得られる効果(企画で見込める効果)」などの企画の必要性を説明することでより企画の魅力が伝わります。
後ほど推奨の構成はお伝えしますが、いきなり企画内容を説明するのではなく、「現状」→「課題」→「企画」→「効果」の順に説明しましょう。
単に「これがやりたい」ではなく、「だから今これをやる必要がある」というストーリーをつくることが成功の鍵です。
視覚的に伝わるデザイン
企画書は多くの場合、読み手は初めて目にする資料ため、事前の情報がほとんどない状態で判断されることが一般的です。さらに、提案者が直接説明する機会が持てず、資料だけが意思決定者の手元に渡るケースも少なくありません。
そのうえ、読み手が資料に割ける時間は限られており、短時間で本質を伝える必要があります。
このような状況下では、文章だけで構成された資料では要点が伝わりにくく、理解や納得を得るのが難しくなります。したがって、企画書には「視覚的に伝えるデザイン」が不可欠です。
▼特に意識すべきポイント
・要点がひと目で伝わるレイアウト
・情報の構造が明確なスライド設計
・図解や箇条書きを効果的に使い可視化
03.「推奨の構成」

企画書は「伝え方」で成果が大きく変わります。
ここでは、私たちM-agencyが数百件以上の企画書を作成してきた中で導き出し成果に繋がる構成をご紹介します。
推奨の構成
推奨の基本構成は下記となります。
業種やサービスなどによって異なりますので、あくまで参考にご認識ください。
- 表紙
- アジェンダ
- 目的
- 現状の課題
- 解決策
- 企画概要
- 企画内容
- ターゲット
- 効果
- スケジュール
- 費用
- 体制
- まとめ
- 背表紙
各スライドのイメージ
各スライドどのようなイメージで作成すれば良いかを実際のスライドを元に説明します。
こちらのスライドはテンプレートとして販売しておりますので、詳しくはこちらをご確認ください。
表紙

アジェンダ

目的

現状の課題

解決策

企画概要

企画内容

効果

スケジュール

費用

体制

まとめ

背表紙

04.「おすすめの2つの方法」
① テンプレートの活用
資料作成代行サービスを使うほど予算は使えないが、ハイクオリティな資料を短時間で作成されたい方におすすめです。
テンプレート活用のメリット
・圧倒的な作成時間の短縮
スライドを1から作成するとなると、1枚あたり1時間ほどかかります。しかし、元からデザインされているテンプレートを活用することで一瞬で作成できます。
・ハイクオリティなスライドの作成が可能
テンプレートはデザインのプロが作成しているため、ハイクオリティなデザインとなっております。そのテンプレートを活用することで、ハイクオリティなデザインに仕上がります。

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100枚セット
3,980円(税抜)
50枚セット
2,980円(税抜)
② 資料作成代行サービスでプロに依頼
「本業に集中したい」「とにかくクオリティを上げたい」という方には、資料作成代行サービスでプロに依頼するのがおすすめです。
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M-agencyの特徴
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実際にご依頼いただいた際の想定デザインを完全無料で作成。そのデザインを確認したうえで契約を結ぶことが可能。
・資料作成だけでなく内製化も支援
制作資料は全て2次利用可能。また、社内テンプレ、オブジェクト集を無料作成し、内製化も支援。
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05.「まとめ」
企画書は、単なる説明資料ではなく、読み手に意思決定を促す「提案のためのドキュメント」です。そのためには、論理的に構成されていることはもちろん、誰が読み、どのように判断するのかを見据えて設計する必要があります。特に、限られた時間で資料だけを読まれるケースが多い中では、「伝わる」構成とデザインの工夫が成果を大きく左右します。
本記事で紹介したように、企画書は「読み手の立場」「なぜ今やるのか」「やらないとどうなるのか」を明確にし、視覚的にも理解しやすい構成でまとめることがポイントです。とはいえ、ゼロから作るのは手間も時間もかかります。そんなときは、あらかじめ構成が整ったテンプレートの活用や、プロの視点で資料を設計してくれる資料作成代行サービスの利用が効果的です。
M-agencyでは、企画書テンプレートの販売に加え、構成案の提案からデザインまで対応する代行サービスを提供しています。企画書の品質を高めたい、業務を効率化したいという方は、ぜひ一度ご相談ください。
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