資料作成会社として、今まで多くの事業計画書の作成に携わってきた弊社が、「パワーポイントで作る、社外から信頼を獲得できる事業計画書の作り方」を解説!
01.「事業計画書とは」
ビジネスの目標や戦略を具体的に示した資料で、企業の成長と成功を支える「羅針盤」のようなものです。
新規事業の立ち上げや資金調達などに用いられ、企業のビジョン・ミッション、具体的なマーケティング戦略や財務計画などを詳細に記すものです。
事業計画書の目的
・目標と戦略を明確にし、社内外の関係者にその方向性を示す。
・投資家や金融機関に対し、事業の収益性や安定性をアピールし、資金調達に繋げる。
・計画段階でリスクや課題を事前に想定し、対応策を準備することで、予期せぬ問題に対処しやすくする。
事業計画書の活用場所
・資金調達
銀行や投資家へのプレゼンテーションや融資申請の際に提出が求められる。
・法人口座開設
銀行へ法人口座を新規で開設する際に提出が求められる。
・社内共有
従業員や経営陣と目標や戦略を共有し、一体感を醸成。
・コンディション把握
定期的に見直してコンディションを確認し、戦略の改善や方向性の修正を行う。
02.「重要なポイント」
ビジョンとミッションの明確化
ビジネスの具体的な目標と戦略を明示するものです。
曖昧な表現は避け、進むべき道筋をなるべく具体化することがビジネスでの成功の鍵になるだけでなく、資金調達など行う際の金融機関への信頼性のアップに繋がります。
市場や競合の状況把握
市場や競合の状況を把握し、自社の狙うべきポジショニングを明らかにすることが重要です。この部分を怠ってしまうと、市場で勝ち残るためのマーケティング戦略の立案が難しくなってしまいます。
論理的なマーケティング戦略
自社を狙うべきポジショニングを明確化し、そのポジショニングを築くためのマーケティング戦略を論理的に立てることが重要です。なぜこの戦略が必要なのか、この戦略でどのような効果をもたらすかなどを、なんとなくではなく、根拠を持って論理的に考えなければ、市場で勝ち抜くことは難しいです。
財務計画と収益予測の正確性
財務計画や収益予測を行うことで、事前にどの程度仕入れ、売上を上げればビジネスが成り立つかを把握する必要があります。その際に、ざっくりとした数値で計画を立ててしまうと、いざ事業をスタートさせた時に計画と乖離しやすくなってしまいます。
03.「なぜPowerPoint(パワーポイント)で必要なのか」

① イラストやグラフ、表を使えるため、内容が視覚的に伝わりやすい
wordなどの文書ファイルで作成される方もいますが、やはり考えを正しく伝えるためには、イラストやグラフなどを使えるパワーポイントがなんといってもおすすめです。
創業時の資金調達や法人口座の開設は、プレゼンという形ではなく資料のみの送付が多いです。口頭で説明できる機会は少なく、資料1つで事業計画を伝えなければいけません。
そのため、事業内容を正しく伝え、目的を達成するためには、パワーポイントがおすすめです。
② 時間をかけ準備をしていることをアピールできる
労力だけで考えれば、wordなどでカンタンに必要最低限の情報をまとめることです。
しかし、事業計画書の目的は、創業時では銀行などの金融機関に対し、企業の計画・考えを提示し、信頼を得ることです。
パワーポイントは内容が視覚的に伝わりやすだけでなく、「わざわざパワーポイントで整理している企業は、しっかりと準備している」という印象を持たれ、信頼性をアップに繋げられます。
04.「推奨の構成」
パワーポイントは視覚的な要素を活用できるため、各スライドには情報を簡潔にまとめ、ビジュアルを取り入れることをおすすめします。
この資料構成は資料を使う場所、業種、業界によって変わりますが、下記がオーソドックスな構成となります。こちらの基本構成をもとに、企業独自でアレンジを加えていきましょう。
推奨の構成
- 会社概要
- 会社概要
- 代表者の経歴
- 事業概要
- 事業概要
- 事業立ち上げの背景
- サービス概要
- サービスの強み
- 料金プラン
- ビジネスモデル
- 販売戦略
- 市場状況
- 自社のポジション
- 販売戦略
- 実行計画
- ロードマップ
- 販売計画
- イニシャルコストとランニングコスト
- 収支計画
- スケジュール
- 体制図
- 想定されるリスクと対応策
各スライドのイメージ
各スライドどのようなイメージで作成すれば良いかも実際のスライドを元に説明します。

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表紙

- 会社名、ロゴ、作成日を記載。
- 最初に目を通すスライドで、第一印象を決めますので、自身で作成するのが難しい場合は、テンプレートを活用するのを推奨します。
アジェンダ

- この事業計画書には何が記載されており、それがどのような順番なのかを提示
会社概要

- 会社名、設立年、所在地、事業内容などを簡潔に記載。
- 会社のミッション、どのような市場で活動しているかなどを記載できるとなお良い。
代表者の経歴

- 代表者の学歴や職歴(特に事業に関連する経験)、過去の実績や特筆すべき業績(企業成長やプロジェクト成功事例など)などを簡潔に記載。
- 資金調達には代表者の人となりはかなり見られておりますので、しっかりとアピール。
事業概要

- コンセプトやターゲット、目標などを記載。
- 自社の事業の大枠を理解してもらい、関心を持ってもらう。
事業立ち上げの背景

- 事業の立ち上げ目的(市場のニーズへの対応、社会的課題の解決、新技術の提供など)、事業開始の背景や、どのような問題を解決するかを記載。
- 事業を立ち上げる動機や目的を明確に伝えるスライドです。事業が解決しようとする問題や提供する価値を明示。
サービス概要

- 提供するサービスや製品の具体的な内容を記載。
- サービスの特徴や利点を簡潔に説明し、図や写真を使って視覚的に補完することがポイント。
サービスの強み

- サービスの独自性、競争優位性、他社との差別化要素を詳細に記載。
- 自社のサービスの強みをアピールし、競争力を示す。
料金プラン

- 料金体系、価格設定の方針を記載。
- 料金設定が合理的であることを示し、顧客にとっての価値を理解させる。
ビジネスモデル

- どのような流れで収益が生まれるのか(販売、サブスクリプション、ライセンスなど)を記載。
- 収益化の仕組みを理解してもらい、事業の持続性を示す。
- フロー図などを使い、視覚的に理解させることが重要。
市場状況

- 市場規模、成長予測、業界のトレンド、顧客のニーズなどを記載。
- 市場の規模や成長可能性を示し、事業が展開する市場の魅力を伝える。
自社のポジション

- 自社の市場における立ち位置、ターゲット市場を記載。
- 自社の強みを生かした市場戦略を描写し、競争優位性を強調。
販売戦略

- どのように集客(マーケティング)を行い、それをどのように販売するかを明確に記載。
ロードマップ

- 事業開始から数年間で行う主な施策や目標を記載。
- しっかりと中長期的にも考えられていることを伝えるためにも重要。
販売計画

- 「売上をどうやって実現していくか」を定量的に示す
- 理想値でなく実現可能な数字で、他スライドと整合性を持たせることが重要。
イニシャルコストとランニングコスト

- イニシャルコスト:初期費用や導入費用など、事業を始める際に一度だけかかる費用。
ランニングコスト:事業を継続していく上で継続的に発生する費用。 - 事業開始時に必要となる資金、事業運営にかかる定期的な費用を明確にし、投資家や関係者に対して資金調達の必要性を示す。
収支計画

- 売上予測、費用計画、利益予測、損益分岐点などを記載。
- 事業が黒字化する見込みや収支バランスを示し、投資家やステークホルダーに安心感を与える。
スケジュール

- 主要なマイルストーン、事業開始からの進行スケジュールなどを記載。
- 事業の進行状況と主要な予定を明確に示し、事業の進捗を管理できることを示す。
体制図

- 組織の構成(経営陣、各部門、役職など)を記載。
- 組織の各部門や役職を視覚的に整理した図を作成し、役職ごとの責任や業務範囲を簡潔に示す。
リスクと対応策

- 主なリスク、リスク軽減策、リスク管理の方法を記載。
- 事業運営におけるリスクを認識し、それに対する対応策を示すことで、信頼性を向上させる。
05.「M-agencyの事業計画書テンプレート集」
資料作成代行サービスでプロに依頼するほど予算をかけたくないが、ハイクオリティかつ効率的に事業計画書を作成されたい方にはテンプレート集の活用がおすすめです!
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・資料作成だけでなく内製化も支援
制作資料は全て2次利用可能。また、社内テンプレ、資料ガイドライン、オブジェクト集を無料作成し、内製化も支援。
・構成案を無料でご提案
資料作成のプロがスライド作成だけでなく構成から考える企画構成費、また初期費用、基本料金が全て無料!

06.「まとめ」
事業計画書は、ビジネスの成功に向けた道筋を示し、企業の成長を支える重要な資料です。
事業計画書があることで、目標が明確化され、社内外へ企業の方向性を伝えられるだけでなく、
投資家や金融機関に対し、収益性や安定性を伝え、資金調達を円滑に進めるためにも必須です。
さらに、リスクや課題を事前に把握し、進捗に応じた計画の見直しや改善も行いやすく、成長のための指針としても活用できます。
事業計画書を通して、企業は確かな戦略と計画に基づき、長期的な成功を目指して
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