営業パーソンであれば一度は作成したことがある「営業資料」。
しかし、多くの営業パーソンは、「成約は資料ではなく、話し方で決まる」と思い、資料作成を軽視されてしまっている現状です。
それにより多くの企業では、「成約に繋がる正しい営業資料の作り方」を教える機会を提供をしておりませんし、そもそもそのナレッジがありません。
当然、話し手のスキルは重要ではございますが、弊社ではそれと同じくらい資料の質は重要だと考えております。
その成約に繋がる正しい作り方を元営業パーソン、そして資料作成会社の観点で紹介します。
こちらでは、パワポ作成会社が作成する「営業資料テンプレート集」も無料で公開しておりますので、ぜひダウンロードしてご活用ください。

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営業資料が成約に繋がらない3つの要因と対応策
成約に繋がらない要因は複数ありますが、今回はその中でも特に多いとされているものをピックして説明します。
「商品を売りたい」という気持ちが強くなるほど、客観視することが難しくなるため、定期的に下記の対応策が意識できているかを確認することをおすすめします。

成約に繋がらない3つの要因
顧客視点の不足
営業資料が「自社の伝えたいこと」ばかりになり、顧客の関心や課題を考慮していない場合、成約につながりにくくなります。 例えば、自社のサービスや製品のスペックや特長を列挙するだけでは、顧客に「それが自分にとってどう役立つのか?」が伝わりません。
根拠の不足
顧客に対して「この製品を導入すれば効果があります」と説明しても、その根拠が示されていなければ、説得力がなく、信頼を得ることができません。 特に、ビジネス上の意思決定をする際には、具体的な裏付けが求められます。
資料が見づらい
営業資料がテキストだらけで読みにくい、構成がわかりにくい、デザインが雑といった問題があると、顧客は興味を失いやすくなります。また、重要なポイントが埋もれてしまい、伝えたいことが伝わりません。
成約に繋げる3つの対応策
顧客が求める情報の提供
下記のグラフは、「営業資料をもとに提案を受けたことがあるBtoB企業の会社員」を対象に調査した「営業資料に含める情報で、提案時に顧客の反応が良いと感じるもの」の結果です。
顧客が本当に求めている情報は、「商品/サービスの特徴」に加え、「市場データ」「他社との比較情報」などの第三者データを特に求めていることが分かります。
※株式会社PRIZMA「BtoB業界の新規営業における調査データの有用性に関する調査」

納得感を生み出すデータの活用
下記のグラフは、「営業資料をもとに提案を受けたことがあるBtoB企業の会社員」を対象に調査したデータです。
「営業資料でデータが含まれていることで、実際に購入した経験がありますか?」という調査では、約70%の方が「購入経験がある」と回答しております。
「データが含まれている営業資料を見た時、どのような印象を抱きましたか?」という調査では、約47%の方が「説得力が増した」と回答し、約30%の方が「信頼感が増した」と回答しております。
※株式会社PRIZMA「BtoB業界の新規営業における調査データの有用性に関する調査」

視覚的に伝えるデザイン
視覚的なデザインとは、パっとみただけで伝えたいことを瞬時に理解できるデザインのことです。
視覚的に伝えるデザインになっていれば、一瞬でメッセージを理解をして、補足情報を話し手から聴覚で理解することができ、理解力が格段にあがります。
視覚的に伝えるデザインで重要な要素は「デザイン性」「視認性」「統一性」「メッセージ性」「構成」の5つだと考えます。
それぞれの要素で意識すべきチェックポイントを下記にまとめておりますので、詳細はこちらをご確認ください。

(無料テンプレートあり)営業資料の基本構成
業種、サービス、クライアントなどによって多少変わりますが、どのような状況でも使える汎用的な基本構成は下記となります。
こちらの構成をベースにして、そのうえに企業独自のオリジナリティでスライドの追加や構成の変化などしていただくことをおすすめします。
- 表紙
- アジェンダ
- サービス概要
- 先方の課題/現状分析
- 解決方法/ご提案内容
- サービスの強み/特徴
- 競合との比較
- 導入後の効果
- 導入事例/支援実績
- 料金プラン
- 費用対効果
- 利用までの流れ
- よくある質問
- 会社概要
- 問い合わせ先
各スライドのイメージ
各スライドどのようなイメージで作成すれば良いかも実際のスライドを元に説明します。

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表紙

- 会社名やご提案内容を記載。
- 最初に目を通すスライドで、第一印象を決めますので、自身で作成するのが難しい場合は、テンプレートを活用するのを推奨します。
アジェンダ

- 会社名やご提案内容を記載。
- 最初に目を通すスライドで、第一印象を決めますので、自身で作成するのが難しい場合は、テンプレートを活用するのを推奨します。
サービス概要

- 提供サービスの全体像を短く明快に伝える。
- 「誰に」「何を」「どうやって」提供するかを端的に表現。
先方の課題/現状分析

- 課題の共感と的確な分析により、相手の興味と信頼を得る。
- 客観的なデータやヒアリング結果を用いると説得力が増す。
解決方法/ご提案内容

- 課題に対する具体的な解決策を、ロジカルに提示。
- サービスと課題をしっかりと紐づけて示すのがポイント。
サービスの強み/特徴

- 他社にはない独自の強みを明確に示す。
- 抽象的な言葉ではなく、具体的な機能やサポート体制を記載。
競合との比較

- 比較項目は料金・実績など、判断軸に直結するものを選定。
- 自社の優位性が自然に伝わるように構成する。
導入後の効果

- 数値・図解でビフォーアフターを見せ、導入のメリットを可視化。
- 「どれだけ成果が出るか」をイメージできることが重要。
導入事例/支援実績

- 誰が・どのように・どう変わったかを簡潔に紹介。
- 同業種や類似規模の事例があると、読み手の共感を得やすい。
料金プラン

- 選びやすさを重視し、プランをシンプルに整理。
- 各プランの違いとメリットを明確にすることが重要。
費用対効果

- 初期費用と成果のバランスを数値・シミュレーションで提示。
- 長期的視点で「得られる価値」が伝わる表現が効果的。
利用までの流れ

- 契約から導入までのステップを視覚的にわかりやすく
よくある質問

- 導入前に感じやすい不安や疑問を先回りして解消。
- 内容は実際の問い合わせ実績や懸念点を反映させると良い。
会社概要

- 基本情報は簡潔に、信頼に繋がる沿革・理念・拠点情報などを明記。
- 写真や代表者のコメントがあると親近感が生まれる。
お問い合わせ

- 担当者名・メール・電話番号・受付時間などを明記。

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資料作成を効率化する2つの方法
① テンプレート集の活用

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- 一括で全スライドのカラー変更が可能
- 一度購入すれば、更新スライドは無料でDL

② 資料作成代行サービスの活用

M-agencyの資料作成代行サービスとは・・・
- 無料サンプルで契約前に仕上がりを確認できる!
- パンフレットのような洗練されたデザイン
- 閲覧データを基にした最適な構成をご提案

まとめ
みなさま、いかがでしたでしょうか。
冒頭でもお話した通り、営業活動において「資料の質」は非常に重要です。
このブログを読む前は「資料なんてあればいいだろ」と思っていたけど、このブログをきっかけに、資料のクオリティを見直すようになった方が1人でも多くいらっしゃることを願っております。
そして、「資料作成って面白い!」と感じてくれたらなによりです。
このような形で資料作成に関する為になる情報を発信しております。ご興味のある方は、他のブログもご覧になっていただけますと幸いです。
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